なすみの日常ブログ

アラフォー独女のぼっち生活

思い込みおじさん

 

先日、実家(徒歩約15分)にヤマザキのシールを届けに行ってきました。

私も一人暮らしを始めた頃に集めてたことがありますが、食器はそんなにいらないということに気が付いてけっこうすぐ集めるのはやめました。

しかし、父は集めているらしく私が実家近くに引っ越してからシールの時期になると毎年、協力依頼がくるのです。

父曰く、ヤマザキの食器は使い勝手がいいからあると便利なんだそう。

すごいなヤマザキ、毎年そんな食器を出し続けるとは。

 

 

本題はここから。

それで父からあるお願いをされました。

父は私がやった、私が持っていると思い込んでどんどん話を進めるんですが、私には思い当たるふしがありません。

しかし、父の中では完全に私がやったってことになっていてどんなに否定しても、それを否定してくる。

こうなったらもう無理です。

父は現在70代半ばですがこの思い込みは高齢のせいではなく、元からの性格です。

父は昔からこんな感じで、思い込んだらいつの間にかそれが正しい情報になってしまっているんですよね。

あーうっとおしいぜ。

父は母をお墓に納骨したとき(10年以上前)の花や果物で飾ったお墓の写真が欲しいということでした。

自分は当時、いろいろ忙しくて写真を撮るどころではなかった。

でも、私が写真に撮っていたと記憶しているそうで、

「写真撮ってたよね?それを(いとこ)ちゃんに送ってたでしょ?携帯で写メして送ったって言ってたよね」と言うのです。

うーん。

そのような写真を撮った記憶はないし、もちろんいとこにその写真を送ったという記憶もない。

「私はとってないよ。(いとこ)ちゃんに送った記憶もないし」

しかし、私が写真を撮ったと思い込んでいる父はゆずらない。

「いや、(いとこ)ちゃんに送ったって言ってたよ。だから写真はとっているよ。(いとこ)ちゃんからも返信があったって言ってたよ」

そんなこと言われても知らんもんは知らん。

でも記憶がまあまあ具体的だし、実際には誰かが写真に撮ったんでしょう。

そうなるとそれは私じゃなくて弟でしょうね。

「うーん、でも私は撮った記憶ないし」

父は私が否定するごとにヒートアップ。

否定されることも昔から大嫌いなんですよね、あの人は。

私はただその覚えがないって言っているだけなのに、自分が否定される気分になっちゃうのかな。

「いや!写真を撮ってるはずだよ!!だからあるはずだよ!!(いとこ)ちゃんに送ったって聞いたよ!!」

こうなったら、もう無理なことを私は経験上知っている。

勘弁してくれ、思い込みおじさんよー。

 

 

私は3、4年前に自分がもっている写真のデータを整理したので、そんな写真があったら絶対に覚えているはずです。

そう説明しようとしても私の話が終わる前にかぶせて同じことを言ってくる。

もう興奮しちゃってるし無理だなーって思いながら同じ説明を延々と繰り返す父を眺めていました。

「わかった、探してみる。撮った記憶はないけど、もし撮っていたら残っているはずだから」

この返事に父は満足したらしく「うん、そうしてくれる?お願いね」とやっと落ち着きました。

 

それで、家に戻って探してみたんですがやっぱりありませんでした。

なので「探したけどなかったよ。(弟)が撮ったんじゃない?」ってメールしたら、

大人しく「わかった、(弟)に聞いてみる」と返事がきました。

疲れる。

 

父は私が高校生の頃からこうでした。

だから私や弟から無視され、母も父をかまわなくなった。

で、そうしたら寂しくなったみたいでお酒にどっぷりつかってアル中になった。

アル中は母が亡くなる前にいろいろ勉強し、病院に連れて行ったりして今は改善しています。

また同じ道をたどってもらっては困る。

そうなっても私は母のようには寄り添えません。

なので父の言動にうまく対応し、私のストレスをちょっとでも減らしたくて、「思い込み」「対処法」で検索してみました。

そうしたら、思い込みが激しいことを直したいと思っている人も多くいるらしいということがわかりました。

私に言わせればその自覚があるだけすばらしい。

だって、うちの父は自分がそうって微塵も思っていないから。

今回の検索ではあんまりよい方法はわかりませんでした。

なので、いままで通り、程よい距離を保っていきたいと思います。

これが他人ならだんだん距離をとってフェードアウトするんだけど、親子だとそうはいかなくてつらいところ。