なすみの日常ブログ

アラフォー独女のぼっち生活

説教(パワハラ)中に倒れた看護学生時代の話【元看護師の体験談】

看護学生、説教(パワハラ)中に倒れた、迷走神経反射

 

病院に就職し、先輩から説教(パワハラ)をくらう日々。

就職してから2か月で2回、同じ先輩からのパワハラ中に倒れました。

さすがに2回も自分のせいで私が倒れたことを目の当たりにしてヤバイと思ったようで、それからは少々パワハラの濃度が薄くなったような気がします。

 

私は看護学生時代にも一方的に強い言葉を浴びせられたことが原因で2回倒れたことがあります。

ストレスが高まると倒れやすいという性質のようです。

 

 

たまたま調子が悪いだけだと思った1回目

学校の授業中に倒れた

あれは学校の実習室での授業中でした。

5、6人のグループにわかれ、実習室のベッドで看護師役と患者役でなにかのロールプレイをしていたときのこと。

当時の私はコミュニケーションが今以上に苦手だったので、グループワークのときにほぼ何も発言できない学生でした。

何も考えていないわけではなく、自分の意見を言いたくてもどのタイミングで発言すればいいのかわからなかったのです。

しかし、私を知らない人からみれば何も発言しない、何も考えていない不真面目な人間に見えたのでしょう。

それを面白く思わなかったであろう同級生から、グワーっとまくしたてられてしまったのです。

その同級生からあれこれ言われている時、フッと意識が遠くなり倒れてしまいました。

私はその時ベッドに座っていたので、そのままベッドの上に倒れたのでケガはありませんでした。

自分で自分にビックリしましたが、たまたま体調が万全ではなかったせいだろうとこの時は倒れたことに対しては特段気にすることはありませんでした。

強いストレスを受けると倒れやすいと自覚した2回目

病院実習中に倒れた

病院に実習に行ったときのことです。

私は座学はそこそこだったんですが、実習となるととたんに何を勉強すればいいのかわからなくなってしまう学生でした。

そして、病棟の緊張感ある雰囲気や実際に患者さんと接することに、すさまじく緊張しながら実習に行っていました。

そんなあるとき、ふと何をしたらいいかわからない時間がおとずれました。

病棟の実習担当看護師は別の学生についてどこかの病室に行ってしまい、

学校の実習担当の先生は別のグループを指導しに別の病棟に行ってしまい、誰にも相談できず、どうしたらいいのかわからなくなってしまいました。

もう一人の同級生とナースステーションの隅っこでもじもじしていたときでした。

病棟師長がどこからか現れて私たちにいきなり説教し始めました。

こちらからすれば実習に関係ない第3者が突然現れて(師長ということは説教中に雰囲気で察した)、いきなりキレられているという感覚。

「せっかく実習に来ているのにあなた達は何をしているの!👿」

そこから、着地点の見えない説教が始まりました。

ひたすら同じようなことを繰り返し言われ続けます。

この説教、いつ終わるの??

 

その瞬間

永遠に続く説教(パワハラ)中、何の前触れもなく突然頭の先から血の気がひくのを感じました。

なんだろう?と思った次の瞬間、目のまえが一気に真っ暗になり、全ての感覚が一瞬シャットダウンされました。

糸が切られた操り人形のごとく脱力し、その場に倒れてしまったようです。

真っ暗な世界に吸い込まれていくような感覚でとても怖かったです。

シャットダウンは一瞬で、すぐに、ものすごーく遠くでなにか騒いでいるような音が聞こえてきました。

誰かが私に声をかけているようでした。

そして誰かが私の体を動かそうとしているようでした。

しかし、私は目を開けることもできず、体に力もはいらず、全ての感覚が通常の100分の1くらいの状態。

そこから少しずつ水底から浮上するように感覚が戻っていき、やっと意識が戻ったときには車いすにのせられてどこかに運ばれている途中でした。

ああ、生きてる、、、と思いました。

あのまま死ぬかと思うくらい怖い経験でした。

この後、病棟には戻らず、私は自習をするように命じられました。

「倒れる」ということは非常に危険

気持ちが落ち着いてきてからこのときの出来事を思いかえし、考えました。

そこで思ったのは、突然倒れるということは非常に危険なことであるということ。

もし、テーブルのヘリに背中をぶつけていたら?

もし、床に強く頭部をぶつけていたら?

もし、顔面から倒れていたら?

脊椎損傷で下半身、首から下が麻痺になるかもしれないし、

脳の血管を損傷して半身麻痺になるかもしれないし、

眼球を損傷し失明するかもしれない。

どのように倒れるか、どこに倒れるかコントロールできないことがどれだけ危険なことなのか。

今回はたまたま運よく大丈夫でしたが、運が悪かったら一生を左右するケガを負っていたかもしれません。

怖い、、、怖すぎる!!!

その後、師長から謝罪されることはもちろんありませんでした。

一番大切なのは実習よりも安全なはずなのに、私の身を危険にさらしやがって。

あのやろー、思い出すと今でも怒りがわいてくる。

 

脳の検査

この出来事のあと、先生から学校のカウンセラーのところに行くことを勧められそこに通うようになります。

カウンセラーからはまず器質的に問題がないか検査することを勧められ、頭のMRIや脳波?の検査などいくつか検査をしました。

カウンセラー曰く、私のような症状の場合、脳に何らかの疾患がある可能性もあり、その場合は治療が必要になるからだということでした。

検査の結果、私の脳に問題はないということがわかりました。

ホッとしました(´▽`)

つまり、あの出来事が引き起こされた原因は私のメンタルの問題が根本にあるという結論に至ったわけです。

多分、迷走神経反射

説教中に血の気が引いて目のまえが真っ暗になり倒れる現象は何なんだろうと調べました。

起立性の低血圧でもないし、貧血で倒れる感じと似ていると思ったけど自分が貧血になっているとは思えないし。

ネットでいろいろ調べた結果、迷走神経反射の諸々の症状にあてはまるのでおそらくそうなんであろうと思います。

迷走神経反射について | メディカルノート

 

もう二度と倒れるのはごめんですが、またそうなってしまう可能性もあると思いました。

もし、またそうなってしまったら相手のことは無視して、とにかく安全第一で行動しようと思いました。

血の気が引いて倒れるまで一瞬ではありますが、数秒は自分の体を自分でコントロールできる間はあります。

その一瞬で、床や椅子に座りこむなり、壁や手すりにつかまるなりして、直立した状態からそのまま床に倒れることはなんとしても避けなければ。

説教されて倒れたことで自分がケガをしても、説教した人間は何の責任も負わないでしょう。

学んだこと

今回のことで強く感じたのは、自分の身は自分で守らなければということです。

 

 

 

就職してからの話も続けて書くつもりでしたが、あまりに長くなってしまったのでわけることにしました。

次の記事に続く(予定)