私が病院に就職し、2か月とちょっと経過した6月のある日、
チームリーダーの先輩Aから「そういえば、○○さんのサマリはどうなってるの?」と言われました。
え、、、サマリって何ですか?と心の中で思った私。
言葉に出さなかったのではなく、Aの威圧感に質問をすることができませんでした。
「もう少しで○○さん転院だよ?」と続けて言われましたが、そんなこと言われてもサマリが何なのか知らんのですが?
そういえば半月くらい前にAから「○○さんのプライマリー(担当)をあなたにつけたから」と言われていました。
プライマリーが何なのかわかっていませんでしたが、断れる雰囲気でもなかったので「はい」と返事をした記憶がありました。
その後にプライマリーは何をするものなのか確認しておけばよかったのですが、忙しさで後回しにしていたらすっかり忘れてしまい、そのまま時間が経過してしまったわけです。
先輩Aのお説教が始まりました。
「○○さんをプライマリーにつけたって言っておいたよね?それなのに、なんでサマリを準備してないの?」
(プライマリーが何をするのかわからないし、サマリを準備しないといけないのを知らなかったからです)
「プリセプターや私がチェックしないといけないから、早めに準備しないといけないよね?」
(準備した後の流れも今はじめて聞きました)
「何をやってたの?」
(私が通常業務で手一杯だったのを近くで見てたらわかるよね?お前の目は節穴だな)
他にもごちゃごちゃと言われましたが、最後はため息で終わった気がします。
ちなみにこれ以前の2か月間で、この先輩Aに説教をくらっている真っ最中に私は2回倒れています。
なのでさすがにこいつも学んだようで、マイルドなお説教となっております。
看護サマリーとは
患者の病歴や治療・看護等の情報を要約した書類である。 (看護roo!のページより)
プライマリーとは
私が働いていた病院でのプライマリー(担当看護師)の役割は、
受け持ち患者の
- 看護評価をすること
- 看護計画を見直すこと
- サマリーを書くこと
でした。
っていうか、私がサマリを準備していないの絶対にわかっていたよね?
それなのに、なんで今の今まで一言も声をかけないわけ?
私がサマリが何なのかわかっていないことだって、お前は気が付いたんだろ?
気が付いていたのに私を放置して、黙って私を観察し続けたのかよ。
いやらしい女だな。
それが新人担当アドバイザーでもあるお前がやることなのかよ。
サマリというものの存在を認識していない私が、サマリを書くことを自力で気が付くなんて不可能なんですけど。
アセスメント、アセスメントいうけど、お前こそ私をアセスメントできてないじゃないか。
先輩Aは私に説教して、新人教育してやったぜ!って思っているに違いありません。
でも、これのどこが新人教育なんでしょう?
今でも理解できません。
教えるべきことも教えず、ただ説教したいだけじゃないですか。
私が反論できないのをわかっていて頭を押さえつけにくるなんて最低。
いじめじゃないですか。
プライマリーが何をするのかわからないままにした私にも落ち度はあるけど、わかっていてサマリのことを私に教えなかったのはどう考えても教育とは言えないと思う。
働き初めたこの頃、先輩Aから「自分で気が付くこと」をすごく強調されました。
学生時代は受け身でもよかったけど、社会人はそれではダメとのこと。
確かにそれはそうですが、今までとは180度違う価値観にいきなり適応しろ言われても頭が追いつきません。
通常業務だけでもアップアップでさらに残業も山盛り、それに加えて前残業もしているわけで心身ともに限界を超えて疲弊している状態です。
休まずに出勤していることが奇跡的なのに、さらに社会人の心得までなんて求めすぎなのでは。
新人教育アドバイザーといっても、しょせん勤務年数が長いだけの看護師です。
看護協会がやっている新人指導の研修会に参加しているとかでもなく、自分の経験だけで指導しているわけです。
だから自分の思い通りに新人が行動出来ないとイライラして、指導がパワハラやいじめに傾いていくのも当然っちゃ当然なのかも。
Aもきっと新人の頃にああやって理不尽な指導をされたんでしょうね。
今話題の宝塚と同じで、看護師の世界もパワハラが受け継がれています。
それがイヤになって辞めていく看護師がどれだけいることか。
看護師が足りていない状況は既存の看護師がつくりだしています。
自分で自分の首を絞めているわけです。
新人に「自分の頭で考えろ」とか言ってる場合じゃないよ
お前らこそなぜ看護師が辞めていくか「自分の頭で考えろ」。
しかし、私がサマリという存在を知らなかったように、あいつらもパワハラで辞めていくということをわかっていないので、改善のしようがないのが現状です。
なんか、文章を書いているうちにどんどんヒートアップしてしまった。
言いたいことたくさんありすぎてものすごく長くなってしまい、これでもだいぶ文章を消去したのに、うまくまとめられませんでした。
言いたいことを伝わるように書くのって難しい(*_*)