なすみの日常ブログ

アラフォー独女のぼっち生活

転職相談での見当違いなアドバイス

 

転職活動をしていたとき、看護協会がやっている相談所に行きました。

そこで耳にした相談員のアドバイスがあまりに的はずれでギョっとしました。

相談員はおそらく定年退職後であろうという初老の女性でした。

嫌いな言葉なのであまり使いたくないけど、まさに老害とよぶにふさわしいと思いました。

隣のブースの会話

転職活動をしていた時、

私はハローワークだけではなく都道府県の看護協会がやっている相談所にも相談しに行きました。

なんじゃそりゃ!?と思ったアドバイスをしていたのは看護協会の相談員です。

私が言われたわけではありません。

隣のブースに座っていた女性とその相談員の会話が一部聞こえてきたのです。

私の相手をしてくれていた相談員さんが電話対応のため数分間、席をはずしたんです。

手持無沙汰になった私の耳にお隣さんの会話が聞こえてきました。

どんな内容だったか

相談者は若い女性でした。

多分20代半ばくらい。

病院に数年勤めているけどもう限界だから他のところに移りたい。

とにかく忙しくて、もう疲れてしまった。

次に働く場所のめどをつけてから辞めたいと思っていて、相談にきました。

というような内容でした。

相談員は初老の女性。

彼女の発言も聞こえてきました。

「働きはじめてまだ日も浅いんだから、辞めるのは早いんじゃないの?」

「あなたは大変だから辞めたいって言うけど、他のところに移っても大変さは変わらないと思うわよ?」

「今のところでもうちょっと頑張れない?」

 

あ?

開いた口がふさがらない。

何を言っているんだこいつは。

初めは前のめり気味だった相談者の姿勢が後ろに下がるのがわかりました。

あ、この人には相談するだけ無駄だって悟ったんだ。

 

彼女たちのやりとりを聞いたのはここまでです。

ここで電話のために席をはずした私の相手をしてくれている相談員さんが戻ってきました。

でも、さっきの人のアドバイスが心に引っかかって転職の相談どころではなくなってしまいました。

 

なんじゃそりゃ

あの相談員はあれで相談にのっていると思っているんでしょうか。

あんな言葉で相談者が納得し「やっぱり今のところで頑張ろう!」なんて考えを改めるわけないのに。

どんなに相談者が自分の窮状を訴えようとあの相談員は「みんなが通る道」だとか「みんな同じだけど頑張ってる」とか言うんだろうな。

 

でもあんなアドバイスならいらないんですよ。

全然、自分の気持ちに寄り添ってもらえていない。

自分をわかろうともしていない。

もう頑張れないから相談に来ているのに、頑張れって言われたらどんな気持ちになるか想像力なさすぎでしょ。

相談者が可哀そう。

休みの日にわざわざ足を運んだのにその時間が無駄になってしまって。

あれなら家でゆっくりしていたほうがまだマシだったに違いありません。

多分、元看護師

あの相談員はおそらく元看護師です。

以前、相談員はみんな看護師の免許持っている人って聞いたような気がします。

看護師時代、患者さんに寄り添うとか、患者さんのはなしを傾聴するとかやっているはずなのに。

相談者のはなしを聞く気がないのなら、相談員なんてやらないで欲しい。

あの相談員の感じ、元師長とか元看護部長っぽい。

私が2個目に勤めた病院の看護部長もあんな感じだった。

 

相手のことを知らないのも同然なのに、いきなり説教してくる。

そして、「あなたは~~だからダメなんだ」って否定してくる。

相手がだまりこむと、自分の正論に言い返せないんだなって勝手に思い込み満足する。

自分の頃はこうだったんだからと昔話をして悦にひたる。

もし私があの相談者だったら

心の中できっとこう考えると思う。

わかっていないようだから教えてあげるけど、黙り込むのは自分の非を認めたからじゃないの。

おまえに何を言っても無駄だって一瞬で理解したからなの。

私が何を言っても私の気持ちがおまえに伝わることがないってわかっちゃったの。

おまえの意見を否定するようなことを言おうものなら、自分を守ろうとするおまえが意味不明な論理でまくしたてるのがわかっているから言わないの。

そして、おまえの経験(昔話)には1mmも興味がない。

 

見切りをつけたら、その後は話を聞くふりです。

そして、時計を見たりよそ見したりして早く帰りたいというサインを送ると思います。

 

私の思い出

私、過去に母にコレを言われたことがあります。

もう、そのまんまのこと。

看護学校への進学から実家を出ていたから、母は私がどのように学校や仕事でつらい思いをしたかは知りません。

実習がつらすぎて電話で泣き言を言ったら、

母は「大変なのはみんな同じなんだから、あんたも頑張らないと」って言いました。

一瞬で気持ちが冷めたし、母に対して2度とあかないシャッターを下ろしました。

私は私のはなしをしている、他人がどうとか関係ないのに。

2度と母には実習や仕事の相談はしないって心に決めました。

実際それ以降、学校や仕事でメンタルがどんなに病んでも一切相談しませんでした。

相談にのれないなら相談員になるな

あの相談員の言葉ってはなから相談を拒否している。

相談者のはなしを聞くのが仕事なのに全然聞いてないしね。

若い人の弱音を聞くのがそんなに不愉快なら相談員になんてならなきゃいいのに。

 

相談者は自分の思いを受け止めてくれるのか、相手のことをよく観察している。

だから話をしても無駄だって悟ったら一瞬で心を閉ざします。

相談にのる人はそれをわかっていなきゃダメだよね。