ゴールデンウィークに無料公開されていたゴールデンカムイを読みました。
以前からタイトルとアイヌの話ということは知っていたけど、食わず嫌いしていました。
アニメがやっていたのも知っていたけど、あまり興味がわきませんでした。
でも、無料公開で1話目を読んだだけで、一気に引き付けられてしまった。
ものすごい吸引力。
はじめから終わりまでずっとドキドキワクワクでゴールデンウィーク中ずっと読んでいました。
一度読み終わっても、何回も繰り返し読みました。
これはすごいマンガを知ってしまった。
マンガを読んで、最初の感想は「すごかったー」です。
それ以外の言葉がありませんでした。
こんなにすごいマンガがあるのを知らずにいたのかって思いました。
でも、これ、リアルタイムでストーリーを追っていたらいろいろ大変と思いました。
1話づつ考察を深め、あーだこーだ意見を交わしあうのも楽しむ方法の一つではありますが、このマンガでそれをしたら心がもたないって思うから。
他の人の意見を取り入れることなく、最終回まで無心に一気読みするのは贅沢なものだと思いました。
マンガの無料公開以降、今でも余韻がすごいです。
登場人物のそれぞれがすごく魅力的だから、一人ひとりについて考えることが楽しいです。
ツイッターでいろんな人がいろんな感想を述べていて、それを読んで考えるのも楽しい。
最大に楽しいのは最近知ったピクシブというアプリで2次創作をたくさん見れること。
本編にそって創作されたマンガ、登場人物がかわいくデフォルメされたマンガやイラスト、あと腐や夢。
いろんな人がいろんな解釈で書いているのを見るのが楽しくて、とってもテンションが上がります。
ここからネタバレがあります。
文章が崩壊気味になります。
恥ずかしさもあるので、はじめて折りたたみ機能をつかってみました。
マンガのなかで私が一番好きなキャラは鯉登音乃進少尉殿♡
はじめに出てきたときは「なんだこいつ、叫んでるし、変な眉毛」としか思いませんでしたが、読み進めていくうちにどんどん好きになりました。
樺太先遣隊では、かわいさが爆発。
自由奔放、ちょっとアホな感じ、おぼっちゃまらしい我儘具合、月島軍曹に甘える姿も全部かわいかった。
かわいいと思っていたら、突然の肉体美。
そして対キロランケで、突然かっこいい。
かわいくて、かっこいいって、惚れちまうやろー♡
そして、尾形の一言からの過去編。
ちょっと・・・、鯉登少年、かわいすぎる。
鶴見中尉への熱が覚めるところもよかったですね。
それまでは月島ママに甘えていたおぼっちゃまだったのに、ここからいきなり大人になった感じだったし。
月島が谷垣を殺そうとしているところに、馬であらわれるところなんて姫(月島)を救う王子様だったよ。
そして、一番の山場、列車で月島が鶴見中尉のもとに行こうとするところを阻止するところ!!
くぅー⤴⤴
私の頭のなかで鐘が鳴りました。
最終回で王子は姫を迎えに行くしね。
もう、これは、
これはもう、
そっちの目でも見るしかないやろ。
鯉登少尉の王子様っぷりがすごい。
そして、まぶしくて直視できないほどの光輝きっぷり。
家族を亡くしたり、幼い頃に誘拐されたり、尊敬する上司に利用されていたって知ってもその光を失わないなんてすごすぎる。
魔王(鶴見中尉)に心酔する軍曹を救うところなんてまさに王子様♡
あの変としか思えなかった眉毛も、最後にはかっこよく見えるようになっちゃったし。
いつの間にかに頼もしくなっちゃって。
まさにスパダリ!
(スーパーダーリン、つい最近知った若者の言葉)
それにしても月島軍曹はかわいそうすぎる。
人生で唯一の光だったいご草ちゃんと無情にも引き離されちゃうし。
いご草ちゃんが純粋に好きだっただろうに。
純粋な月島青年の気持ちを考えると、あんなことされたら闇におちても仕方ないかなって思っちゃう。
鯉登王子に出会えてよかったね!!
その他の登場人物についても書きたいと思います。
まず、ゲンジロちゃん。
はじめはムサイと思っていたけど、どんどんかわいくなっちゃって。
ゲンジロちゃんの一番のハイライトは踊りがうまく踊れなくて泣いているところ。
かわいすぎるやろー。
泣かないでゲンジロちゃんって思いながら見守りました。
お尻や胸がプリンとしているところもいいですねー。
触りたいと思いながら見ていました。
杉元は途中からだんだん影が薄くなっていったような気がします。
登場人物がたくさんいるし、その一人一人が濃いからしかたがないのかもしれないけど。
なんか、初めは強くてかっこよくてまさに主人公って思っていたんですが、だんだんよくわからない人になってしまった。
海賊房太郎に会ったときなんてすぐに殺そうとするし。
杉元ってそんなだったっけ?と思いました。
あと、いくらなんでも不死身すぎる。
頭を撃たれてもすぐに回復して旅に出るし。
刺されて大けがし、しばらく動けないだろうと思う傷なのにすぐに治って動けるようになるし。
いくらなんでもそれは無理なんじゃないかなって思いました。
私は主人公が幸せになって終わるのが好きなので、最終回がハッピーエンドでよかったです。
アシリパさんとお幸せに!
アシリパさんは変顔がかわいいし、杉元にほのかに恋している感じもかわいかった。
でも、あんなに血なまぐさい環境にいるのにあんなに涼しい顔をしていられるものだろうかって思う。
自分では殺さないとしても、自分の代わりに杉元が殺しているわけで、それって自分が殺しているとほぼ変わらないと思うんだけどね。
父が死に、旅を共にし父の友人だったキロランケが死んでも悲しそうでもないし、その後も落ち込む様子なく旅を続けるしね。
身近な人が死んであんなにケロっとしていられるものなのかな。
あと、尾形。
誰かがツイッターで「尾形が人気なのは声優さんのおかげ」と書いているのを見ました。
尾形自身が魅力的なキャラクターなんだけど、それに声優さんの声や演技がプラスされてさらに魅力的になっているのは間違いない。
マンガを読んでいてもあの声、あのしゃべり方で脳内再生されて、心奪われるもんね。
尾形と宇佐美のからみが結構好き。
宇佐美が「百之助~」ってからんでいく感じがいいね。
あかざが煉獄さんを「杏寿郎」呼びするのを思い出した。
お互い嫌いあっているのに、ちょっかい出さずにはいられないって感じも好き。
戦場で尾形が宇佐美に相談するところも、宇佐美にそんなこと相談するなーって思ったけど、他の人が相手だったら相談自体しなかっただろうしな。
尾形は土方陣営ではくつろいている感じがよかった。
適度に距離をおいてくれるじいさんやおじさん連中に囲まれて、居心地よさそうだったよね。
杉元やアシリパさんといたときも何気に楽しかったと思うな。
アシリパさんにはかまってもらい、杉元とはけんか友達みたいな感じで。
そう思うとみんなに好かれているな尾形は。
それなのにひねくれた性格のせいで全てを拒否するとは。
あの最期も納得だけど、幸せを感じながら生きる姿も見たかったな。
気をゆるした人にいい子いい子されてリラックスする姿も見たかった。
宇佐美ははじめは何とも思ってなかったけど、その最期が印象的でした。
愛する人の腕に抱かれて天に召されるなんて。
あの最期をみてから、マンガを読み返したら宇佐美がかわいく見えてしかたなかった。
そして、過去の回想でのあの表情が怖すぎる。
進撃の巨人のイエレナのあの表情を思い出しました。
ゴールデンカムイのなかで一番ぞっとするシーンだった。
智春くん、最期に見たのがあの顔でかわいそすぎる。
ほんとはもっと一人一人に思ったこと書きたかったけど、全然まとまらなない。
他の登場人物のこともそれぞれ書きたいけど書くのつかれたのでとりあえずここまで。
ツイッターではけっこう作品に対して批判をする意見もたくさんあって、みんなそれぞれがこのマンガでいろんなことを考えさせられたり、アイヌに関することの期待が大きかったんだろうなって思いました。
ずっと読んできて思い入れが深いからこその批判なのかなって。
読む人もいろんな人がいるから、作者もすべての期待に応えるのは難しいだろうとも思いました。
アニメの4期は絶対に見ます。
楽しみ!!!
今、再放送をしているけど、最初から見ればよかったと後悔しています。
アニメだとけっこうエピソードが省略されちゃったり、登場人物の見た目もちょっと雑な感じだったりしますが、それでも楽しもうと思います。
アニメではアシリパさんの目がでかすぎて、彼女のかわいさが目減りしていることがきになるけど。
映画化は否定的な意見が多いように感じるけどどうなるんだろう。
私はこわいもの見たさという気持ちです。
先日テレビを見ていたら、まさに杉元じゃん!!!て思った俳優さんがいました。
NHKの「カナカナ」というドラマに出ている眞栄田郷敦さんです。
役のために顔に傷があるからか、もう杉元そのものでびっくりした。
体格も顔も適度にごつごつしていて、大きいのに切れ長の目ももう杉元です。
ドラマには全く興味ないけど、「これは杉元だー」って思い彼の顔だけずっと見ていました。
ゴールデンカムイのことはブログに書こうかどうか迷いました。
絶対にまとまらないから。
実際、なんじゃこの文章は!?というブログになりました。
でも、今一番私の心を占めているのは間違いない。
単行本欲しいけど、買わないけど、欲しいんですよね。
どうする??
どうする??
あんなに変だと思っていた眉毛がこんなにかっこよく見える日がくるとは。
かっこいー♡♡