なすみの日常ブログ

アラフォー独女のぼっち生活

他人の怒りの感情にさらされへこむ

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今日、スーパーに行きました。

そこのスーパーはレジで店員さんがピッピッとしてくれて、お会計は会計機でします。

私が会計機で支払いをしているとき、後ろ(荷物をつめる台)で「あら!?消えてないじゃない!!」とイライラしたような独り言(?)が聞こえてきました。

その声の主は白髪のおばあさん。

おばあさんは気に食わないことがあったようで、そう言いながら購入した商品を持ち大きな声をあげながらレジに向かって歩いてきました。

「ちょっと!!消してって言ったのに消えてないじゃない!!」

 

会計機を使いながらチラッと見たのですが、どうやらお惣菜を購入したときにレジでその値段をマジックで消して欲しいと頼んだようなのです。

しかし、マジックがかすれており値段は消えておらず読める状態になっていました。

レジに対応中のお客さんがいることもおかまいなしに、レジ台にたこやき6個入りのものを4つくらい並べて店員さんに繰り返し抗議しています。

「これは人にあげようと思って買ったものなの!!だから値段を消してって言ったのに、これじゃ消えてないじゃない!!!」

と同じことを繰り返し訴えていました。

私とおばあさんの距離は歩幅1歩ぶんくらいです。

すごくこわい。

 

私に怒りが飛び火しないことを願いつつ、「そんなに怒ることなの?」と心の中で思いました。

目を合わせて攻撃されてもイヤなので、なるべくその人のほうを見ないようにして会計を終わらせました。

誰かにあげることを前提に購入するなら自分でマジック持ってくればいいのに。

消えてないことに気が付いたなら、もう一度店員さんに言ってマジックを借りて自分で消せばいいのに。

私は自分でどうにかすればいいのにと思うけれど、おばあさんは他人(店員さん)にやらせようということしか頭にないようでした。

何にせよ、そんなに怒ることか?

 

レジの店員さんは40~50代くらいの女性の方でしたが、あまり慣れていないような感じでした。

おばあさんの勢いに押されてどうしようかわからなくなってしまったようです。

怒り狂うおばあさんに対して一言も発することなく(私に聞こえなかっただけかもしれません)、店内放送で応援を呼んで、応援の人にお任せすることにしたようでした。

しかし、レジの店員さんもペンがかすれて値段が消えなかったことはわかっていたはず。

その時点でおばあさんにできないことを説明するか、応援を呼んでいればよかったのになと思ってしまいました。

 

おばあさんは応援に来た人に誘導されてサービスカウンターに行きましたが、

「これは人にあげようと思って買ったものなの!!だから値段を消してって言ったのに、全然消えてない!シールをはがしてもらってもいいのよ!」

と怒りが収まらないようで、ずっと繰り返し大声で話していました。

 

自分が何か言われたわけではありませんが、人の怒りの感情を近くで感じてなんだか疲れました。

加齢とともに怒りを抑制する前頭葉の機能が低下してしまうといいます。

あのおばあさんも歩き方からして、かなりのご高齢の様子。

怒りを抑えられないのは年齢のせいもあると頭では理解できても、感情がついていきません。

 

スーパーを出たあともずっとあのおばあさんの怒りが頭から離れずなんともイヤな気持ちです。

 

私は学生の頃、スーパーのレジのバイトをしていたことがあります。

そのとき、お客さんのリクエストにとっさにこたえられず、おたおたしていたらその人が突然、大声で「もういいよ!!ったく使えねえな!!!」と怒り、去っていったことがありました。

その時の私も、今回のレジの店員さんのように、はたからみたらもう少し何か対応すればいいのにという振る舞いだったのだろうな。

そして、店員は客に従うものだと思っている人達もいなくなることはないのであろうと思いました。