業務スーパーの「味噌汁の具」でつくった豚汁が酸っぱい
豚汁を楽に作れそうだと思って、冬のはじまり頃に業務スーパーで見つけた「味噌汁の具」を購入してみました。

画像:業務スーパーのオンラインショップ
しかし、この冬は豚汁をたべようという気にならず、「味噌汁の具」はずっと冷蔵庫に眠っていました。
ひとつ前の冬は数えきれないほどつくって食べたというのに。
いつまでも冷蔵庫に入れたままにもしておけないし、さすがにもう食べてしまおうと豚汁を作りました。
しかし、、、なんか豚汁が酸っぱい🙄??

水洗いが足りなかった?
裏面には「開封後、水洗いしてからご使用ください」と書かれています。
なので、ざるにあげて流水でざぶざぶ洗ったのですが、洗いがたりなかったのでしょうか?
しばらく水につけておくべきだった?
賞味期限が約2か月切れてたせい?
パックにされたものだし賞味期限も長いだろうと思って油断していました。
賞味期限は「2025年2月8日」でした。
(豚汁を作ったのは4月15日)
なんと約2か月も過ぎている。
でもまあ、パウチされたものだし2か月なら大丈夫でしょって思ったのが間違いだったのかな。
えー、いやいや2か月くらいなら問題ないですよね?
「味噌」のほうが悪くなっていた?
豚汁をつくるのに使った味噌のほうが悪くなっていた可能性もあると思いました。
しかし、変なにおいもしないし、後日その味噌で味噌汁をつくりましたが変な味はしませんでした。
ネットで検索してみた
私が気になったことは、すでに誰かが疑問に思っているはずだと思って検索してみました。
そうしたら案の定、酸っぱいと言っている人を発見。
インターネットがあるとなんでも調べることができてしまう。
インターネットのおかげで私だけじゃないってわかりまずは安心しました。
検索で出てきた人たちはおそらく賞味期限以内に食べていると思います。
そんな人でも酸っぱいと言っているのだから、私が使った賞味期限切れのものも、賞味期限が切れたから酸っぱくなったのではなく、元から酸っぱかったのではないかと思いました。
食品添加物のせい?
酸っぱい理由は食品添加物のせいではないかと言っている人がいました。
「味噌汁の具」に使用されている食品添加物はこちら。

具以外の原材料は
- PH調整剤
- 水酸化Ca
- 酸化防止(V.C)
- 漂白剤(次亜硫酸Na)
これのどれかのせいで酸っぱいってことなのかしら。
今まで食品添加物なんて気にしたことなかったけど、とりあえず調べてみることにしました。
酸っぱいのはPH調整剤のせい?
私がネットで調べた範囲では、おそらくPH調整剤のせいで酸っぱい味になってしまったと考えられます。
でも、PHを調整するために使っているのに、なぜ酸っぱくなるのか新たな疑問が生じました。
PHを調整できていないってことなの???
PH調整剤
食品における腐敗防止や変色防止の目的で加工食品などに含有されている食品添加物の総称
目的に応じ、酸、塩基、塩(えん)類、あるいはこれらを組み合わせた緩衝材が使われる
35種類
(ウィキペディア)
ウィキには味の言及はありませんでした。
いくつかのサイトの説明によると、どうやらPH調整剤の添加により酸味が出てしまうことがあるようです。
ph調整剤≒保存料?うどんやお茶に入っていると味の変化や危険性はある? | はじめての有機野菜と食材宅配
水酸化Ca
「味噌汁の具」に入っている目的は「栄養強化」っぽいですが、よくわかりませんでした。
こんにゃくやパンをつくるときに使われることが多いようです。
酸化防止(V.C)
V.C(ビタミンC)
食品を変質させたり劣化させたりする原因として、微生物による腐敗が良く知られていますが、空気中の酸素によって起こる食品の酸化も食品衛生上、非常に重要な問題の一つです。
特に油脂類が酸化されると色や風味が悪くなるばかりでなく、酸化によって生じた過酸化物による消化器障害を引き起こすこともあります。また、褐変や退色、栄養価の低下の原因にもなります。
こうした酸化による品質の低下を防止するのが酸化防止剤です。酸化防止剤は、食品成分に代わって自身が酸化されることによって、食品の酸化を防ぐ作用を示します。☆L-アスコルビン酸(ビタミンC、V.C)
デンプンを加水分解して得られるブドウ糖を原料として、発酵により製造されます。水に溶けやすく酸性で強い還元作用があり、褐変、変色、風味の劣化などを防止します。
(「食品衛生の窓」東京都保健医療局)
これのせいで酸っぱい味がしたのかと思いましたが、どうやらビタミンCそのものに強い酸味はないらしいです。
漂白剤(次亜硫酸Na)
食品の色調を整えるため、原料などに含まれる好ましくない色素成分や着色物質を無色にして白くしたり、きれいで鮮明な色調に整える目的で使用されます。
☆亜硫酸ナトリウム(亜硫酸Na、亜硫酸塩、亜硫酸ソーダ)、二酸化硫黄
水によく溶け、強力な還元作用により漂白します。酸化防止、変色防止、保存、防かびなどの効果もあります。
(「食品衛生の窓」東京都保健医療局)
この添加物がどんな味がするかは言及はありませんでした。
酸っぱいのはどうすればいいのか??
このように書いているサイトがありました。
- 調理の前に水にさらす
- 下茹でしてから水にさらす
- 味付けをいつもよりもしっかりと付ける
- 酸味を活かした料理にする
- 歯ごたえを活かした料理にする
下処理をしても生の野菜のように完全に酸味を取ることは難しいですが、下処理をしたものとそうでないものでは酸味がだいぶ変わってきます。
うーん、歯ごたえをいかした料理が酸っぱさをどのように軽減するのかわかりません。
どうやら酸っぱさをなくすということは難しいみたいです。
私の結論
自分で野菜を買って、刻んで、余った野菜は冷凍しておく、これが豚汁を美味しく食べることができる方法のようです。
それがめんどくさいから、味噌汁の具で楽したかったんですけどね。
地道な方法しかないか。
