注)愚痴しか書いていませんし見苦しいです。
前々回、前回とこの世に対する恨みつらみを書きました。
それで気が済むかと思いきや、それからもあれやこれやと心にたまっているドロドロがあふれ出してくる。
私、病棟で働いている頃に、お給料が多少減ってもいいから勤務する日を減らして働ければいいのにって思っていました。
私の体力や気力では夜勤を含む4週8休(週5勤務)がきつかった。
夜勤ありの勤務は週に1か2回、無理やり昼夜逆転させないといけない。
夜勤をすると寿命も削られるらしいです。
そこまでしてしたい仕事じゃないですよ。
体力だけでなく、患者が急変するかもとか、勝手に歩いて転ぶかもとか勤務の間ずっと気にしていてメンタルも相当に疲弊する。
若い頃は夜勤の前に買い物に行ったり、夜勤終了後の夜にご飯食べに行ったりもできたけど、歳をとるごとに全くできなくなりました。
休日はひたすら体力を回復させることに充てるしかなかった。
もう身体が全然動かない。
一生懸命働いて、休日は働くために休む。
何のために生きてるんだろうって、生きてる意味とか考え始めちゃう始末。
でも週4勤務だと常勤じゃなくて非常勤になってしまう。
独り身だし、将来のことを考えたら非常勤よりも常勤でいたい。
そうなると週5勤務でいるしかない→
つらくてもう無理→
仕事辞める。
ってなっちゃう。
週4勤務で基本給を5分の4にして常勤で働き続けることができれば、あの職場も辞めないでまだ働き続けられたのかもしれないのに。
それってなんでできないんだろう。
なにか法律であんのかな。
看護師なら働く場はたくさんあるんだから自分の働き方に合う職場に転職すればって思われるかもしれない。
でも、仕事先に病院を選ぶ限りどこでも同じだし、私にとって転職はものすごいストレス。
同じ病院で働き続けることができたほうがいい。
病院だって出入りが激しいよりは、同じ人が働き続けてたほうがいろいろ具合がいいはずなのに。
そもそも、残業(前残業も)がなければ週5でも頑張れそうなんですけどね。
残業が減るように業務改善の取り組みもあったけど、全く功をなしてなかった。
そもそも人員が足りてないことが大本なんだよな。
そこをまずどうにかしろやって思ってた。
こんなニュースを見ました。
「夜勤できないこと理由に退職強要された」看護師が提訴|NHK 東海のニュース
このニュースに関して、病院と看護師のどちらに非があるのかはわかりません。
でも、私が働いているときに同僚にこのニュースとほぼ同じことがおきて、それをそばで見ていていろいろ思うところがあったんです。
その同僚は小学生のお子さんのお母さんでもありました。
旦那さんは昼間の仕事なので夜は家にいる。
なので彼女は夜勤も普通にしていました。
しかし、旦那さんが転職して単身赴任することに。
小学生の子供を夜に一人にはしておけないから、夜勤を免除して欲しいと申し出たのです。
そしたら、師長から病棟の移動を命じられてしまった。
彼女は同じ病棟で働き続けたいと希望しましたが、「夜勤ができないならそれは無理です」「この病棟で日勤だけで働くなら非常勤になるしかない」とにべもなかったそうです。
移動先の病棟は看護師に早出と遅出のシフトがある病棟。
常勤として働き続けたければ、そこに移動するしかないということでした。
うーーん。
私が思ったのは、もし、彼女がこの病棟に在籍し続けることで、夜勤ができる新しい人が入ってこれないというのなら別の病棟に移動になることも仕方ないのかもしれない。
しかし、現状では新しい人がくる予定はない。
しかも、彼女がいてもこの病棟には人は足りていない状態。
それなら、次の人が来るまでは彼女にこのまま病棟にいてもらっていいじゃんって思いました。
もっというなら定員ギリギリになるまではいてもらっていいじゃんって思いました。
なかには日勤よりも夜勤のほうが好き、夜勤の数を増やしてもいいというスタッフが少数ですがいるんです。
だからそのような人達の夜勤回数を増やし、残りはみんなで少しづつ負担すればいい。
それにその人がいなくなったら夜勤だけでなく日勤ができる人も1人減ってしまう。
スタッフのことを考えるなら、新しい人が来ない限り、彼女はここの病棟にいるべき。
みんな私と同じように思ってた。
そんな思いは師長や部長に届くことなく彼女は移動させられてしまいました。
もちろん代わりに新しい人がくるということもありません。
ただでさえ人不足なのに、そこからさらにマイナス1ですよ。
彼女がいれば少なくとも日勤はマイナスにはならなかったのに!!
マジ、師長と部長、タヒね!!!って思いましたよ。
昔々、看護学会に行ったことがあります。
あんまり面白くなかったけど、根が真面目だから一応いろんな発表を聞きました。
そして最終日には看護協会の会長の講演もありました。
そこで、会長が話したことで印象に残っていることが一つ。
他の業界のお偉いさんと女性の昇進や女性社員の比率のことについて話す機会があったそう。
それでこの会長は看護業界はたくさん女性を雇用するし、女性もどんどん昇進してるって自慢したらしい。
それを聞いたとき、なんだこいつ、恥ずかしいーって思いました。
そもそも看護師はほとんどが女性なんだから当たり前だろうが。
当たり前のことを自慢してんじゃねーよって思ったんですよ。
私は、看護師は女性ばかりの職場のくせに、ちっとも女性が働きやすい場ではないことが、なんて恥ずかしい職場なんだろうって思っています。
私の同僚やこの名古屋市立大学病院の例のように、こんなことにすら柔軟に対応できないんですよ。
女性はどうしてもライフステージの変化でずっと同じように仕事をすることが難しい。
それでも仕事を続けたいって言ってるんだから、続けられるようにどうにかすればいいのに。
名古屋の看護師さんはかなりキャリアのある人のようです。
そんな人を勤務の希望が合わないってだけで追い出すなんてもったいないって私は思ういます。
夜勤の免除は子供が小学校に上がる前までって決まりがあるようですが、この決まり事がそもそもどうなのよ?って感じます。
もうさ、看護師が足りない、足りないってどの口が言っているんですか????って思うわけですよ。
病院に合う看護師しか認めないから足りなくなる。
もっといろんな働き方を認めればいいのに。
かなり前にテレビで見たのですが、そこで紹介されていた病院は時短勤務を希望するママさんナースを雇えるようにいろいろ工夫した結果、看護師不足がずいぶん解消して通常勤務のナースの業務も分担されてすごく雰囲気が良くなったって。
やろうと思ったら、こうしてできるんだから多くの病院が見習ってほしい。
私、病棟で働くこと自体はそんなにイヤじゃありません。
クリニックでは看護師の人数は少ないから中に入っていけないと最悪だし、介護福祉施設では介護士さんと衝突しがちという話を聞きます。
看護師という同じ資格を持つ人がたくさん働く場所って病院なんですよね。
同僚との人間関係だけでいえば病棟がどこよりも安心して働けると感じています。
ただ、病院が求めるのは夜勤のできる人。
私は夜勤はやりたくないけど、非常勤じゃなくて常勤で働きたい。
相容れない。
夜勤って大多数の人がイヤがってました。
でもイヤではないって人もいる。
一般病棟では手術や検査や入院は夜勤の勤務帯には基本的にはありません。
それに2交代の夜勤なら1回の勤務で二日分になる。
あと夜勤手当もつくし。
だから夜勤のほうが好きって人もいました。
それに夜勤手当がよければやるって人もいます。
他の病院から来た人に聞いたんですが、彼女がいた病院でもみんな夜勤をイヤがってやりたがらなくて人が不足していたけど、夜勤手当をアップしたら夜勤をやりたい人ばかりになって今度は誰が夜勤をやるかで困ったらしい。
だから、やっぱりお金。
全てはお金で解決するしかない。
1月の初め頃、とっくの昔に登録解除した看護師の転職エージェントからしつこくもまたメールが来たんですけど、その内容にちょっとびっくりした。
夜勤(2交代制)1勤務で67,000円!の募集をしてるの。
場所は都心ではなく地方でした。
ひぇー、どんだけ人が足りないんだよって思いました。
(ちなみに私が働いていた病院では常勤の夜勤手当は1回につき15,000円、非常勤で夜勤の場合は1回につき30,000円でした)
働く人はこれでもかってこき使われそう。
恐ろしや。
でも67,000円で期間限定ならやろうかなって人もいると思うんですよね。
うん、やっぱりお金の力はすごいですよ。
病院が夜勤専従の常勤や非常勤の人を雇ってくれれば、私は夜勤を通常の5~6回/月から2~3回に減らして勤務できるのに。
看護師の資格を持った人は十分にいるのに、なぜ働く看護師が足りないのか。
その原因は看護協会と病院のせいです。
看護協会はジャニーズが新型コロナの対応にあたる看護師の支援で5億円を寄付してくれたのに、認定看護師の育成と看護師を育成する学校の支援に使うという愚行を働くような団体ですからね。
今、働いている人の支援に全くならねーじゃねーかってものすごい非難されてたし。
あれは、結局どうなったんだろ。
毎年高い協会費を強制徴収(ほんとは任意)するくせに(しかも日本看護協会と都道府県の看護協会がそれぞれ搾取してくる)誰が必要としているのかわからない協会誌とか発行するだけで、働きやすい環境になるような働きかけは何にもないし。
病院は病院で人を集められず万年人不足だわ、残業代は出さないわ、有給は取らせないわ、辞めようとしたら口汚く罵声を浴びせるわ。
だから、それなりの数の人が毎年入職するのに、それと同じくらい辞めるから全然人員が増えない。
病院の対応を見てて、バッカじゃないの!?っていつも思ってた。
あー。
収集がつかなくなってきたし、昨日からこの記事にかかりきりで疲れたのでこの辺で終わります。
こんなに書いたのに、書ききれなかったな。
どんだけぇー。