私にはかつて「この先ずっと友達でいたい、きっと友達でいられる」って思う友人がいました。
SちゃんとKちゃんです。
Sちゃんについては以前ブログに書いたので興味がある方は、この記事をどうぞ。
今回はKちゃんのことを書こうと思います。
Kちゃんとは完全に切れてしまったので、今現在どこで何をしているのかさっぱりわかりません。
でも、一時期はかなりの時間一緒にいたし、いろんな話をしたし、私が病気で入院したときにはるばるお見舞いに来てくれたりしてすごく心の支えになってくれました。
なので、今、Kちゃんに感じる思いは「感謝」です。
ほんとにありがとう。
Kちゃんは以前勤めていた病院で一緒の病棟に配属されたことで出会いました。
具体的に何がきっかけかは忘れてしまいましたが、いつの間に仲良くなりなんでも話せる友人になっていました。
私よりも2,3コ年上なんですが、すごく天然で抜けているところがありあんまり先輩って感じがしない人でした。
でも、たまに年上らしくしっかりした部分も感じられ、頼りになるところもありました。
その後、私は病院を辞め、別の病院に転職、しばらく電車通勤をしていましたが、賃貸の更新を気に引っ越しました。
その時は、そんなに遠くに引っ越すわけじゃないし、友人関係になんの問題もないって思っていました。
Kちゃんと音信不通
ある時、私はKちゃんにメールを送ったんですが、それが宛先不明で戻ってきてしまいました。
「あれ?なんでだろう?」って思って何度か送ってみたんですが、毎回メールは戻ってきてしまう。
ああ、メールアドレスを変更したか、私をブロックしたのかどちらかだと思いました。
どちらにせよ、もう私とは連絡を取りたくないってことだろうなって察してすごく落ち込みました。
Sちゃんの時と同じだ。
連絡がとれなくなる前の出来事
メールが送れなくなる前のKちゃんとのやりとりは電話でした。
この電話でちょっとお互い気まずくなってしばらく連絡は取っていなかったんですが(数か月)、その間に彼女はアドレスを変更したんだろうと思います。
そしてそれを私には知らせなかった。
もう関わりたくないと思ったんだろうな。
私が夜勤明けで歩いて家に帰っているとき、Kちゃんから電話がかかってきました。
Kちゃんが習っているダンスの発表会があるから見に来ない?というお誘いでした。
誘われたとき、行きたい!って思いました。
彼女は宝塚が好きでそれが高じてダンスを習うようになりました。
正直、Kちゃんとダンスって私の頭の中ではあんまり結びついていなかったので彼女が躍る姿が見てみたかったんです。
でも、その日程を聞いてお断りすることにしました。
私の夜勤明けの日だったからです。
当時、夜勤明けに出かけるのはもう体力的に無理だったんです。
そのちょっと前に別の人からのお誘いがあったんですが、どうしてもみんなの日程が合わなくて仕方なく私が折れて夜勤明けの夕方に会う約束をしました。
でも、結局3日前くらいにドタキャンしたんです。
3日前の時点でかなり疲弊していて出かける体力も気力もないって感じたから。
すごく申し訳なかったし、夜勤明けに約束してしまったことを後悔しました。
そのことも引き合いに出してKちゃんに説明したんです。
彼女もわかってくれるって思ったんですが、Kちゃんは譲りませんでした。
「そうなんだ・・・、でも遅刻してきても大丈夫だよ」
「途中からでも会場に入れるよ」
「来て欲しいよ。ちょっとだけでもいいから」
って。
言い合いになるほどではなかったけど、私は絶対行けない、Kちゃんは絶対来て欲しいと意見が対立してしまった。
最終的には私がお断りして会話は終わったんですが、Kちゃんは納得できないという雰囲気でした。
それが彼女との最後の接点となってしまいました。
あのとき、彼女の誘いを断っていなかったら、まだ彼女とは友達でいられたんだろうか?
最後に
このこと以外にもいくつか彼女が私に対して感じていた不満に思い当たる出来事があります。
ちょっとづつ積もっていた不満が最後のこの電話で爆発したんだろうな。
誘いを断るにしてももっと上手な言い方もあったのかもしれない。
彼女と電話をしたときも夜勤明けでかなり疲れていた状態だったから、私の言い方がきつかったのかもしれない。
もしかしたら、メールは何かの手違いだっただけかもしれないから電話してみてもよかったのかもしれない。
でも電話すらつながらなかったら、電話したことが迷惑だったらと考えると怖くて電話はできませんでした。
ほんとはずっと友達でいたかった。
頻繁に連絡を取り合うことはなくても年に1回か2回くらい会って楽しい時間を過ごせるって思っていました。
彼女と連絡が取れなくなり、関係が終わってしまったことはすごく寂しいです。
でも、彼女には感謝しています。
楽しい時間を一緒に過ごせたし、病気になった時はほんとに彼女が心の支えになってくれたから。
今や彼女がどうしているか知るすべはないけれど、幸せに楽しく暮らしていて欲しいって思います。
自分が書いた文章を読み替えしてみて、そう思っちゃう人がいるんじゃないかなって思って一応書いておきますが、彼女は「友人」です。
「彼女」ではありません。
以前、先輩に「なすみって女の人が好きなの?」って聞かれてぎょっとしたことを思い出したので書いておきます。