見なきゃいいのに見てしまうものってあります。
最近、たまたま目にとまった現役ナースのツイッターを過去をさかのぼってずっと見てしまいすごく落ち込んだ気持ちになっています。
どうやら彼女は病棟で働く新人の部類に入るナースのようです。
先輩ナースからこんなこと言われた、
こんな扱い受けた、
プリセプターからも見放された、
看護部長からもひどい扱いを受けている。
ナースとして頑張りたいけれどどうすればいいのかわからない。
そんな内容です。
もし、自分がそんな扱いを受けたら「そりゃメンタル病むわ」ということばかり。
読みながら、彼女と自分を重ねてしまいすごくつらい気持ちになりました。
自分がつらい気持ちになるのなら見なければいい。
しかし、彼女がこれからどうなっていくのかとっても気になってしまいます。
なので彼女を見つけて以降、毎日チェックしてしまいます。
彼女は患者さんから感謝の言葉をもらってうれしいと書いていました。
私も新人の頃、ナースステーションにいるのが怖くて病室にいる時間が長かった。
患者さんによっては普通にコミュニケーションをとれる人もいるので、私が新人ということは見てればすぐにわかってしまう。
患者さんに「あなたはやさしいわね」とか「頑張るのよ!」とか「あの先輩は怖いわね、でも負けないで」とか声を掛けてもらい元気をもらっていました。
そのようなことも彼女に共感してしまう。
私はナースってみんな気持ちに余裕がない状態で働いていると思います。
私が働いていたのはコロナの流行前ですが、その時からみんな常にそうでした。
経験年数が十数年あってもです。
みんな自分のことをするので手一杯なので、他人のことをかまう余裕がないんだと思う。
つらく当たられた新人も数年たつと、自分がされたように新人につらく当たります。
自分がされたことの仕返しとばかりに。
私が働いてきた病棟は比較的、そういったひどさは薄かった。
当時はそれでもつらかったけれど、他の人の話を聞くと自分は恵まれていたなと感じます。
私とは別の病棟に配属された同期は、無視されるし、威嚇されるし、足を蹴られたこともあるって言ってました。
でも、彼らも自分がそうされてきたから、それが新人に対する当たり前の行動と思っている。
ああ、恐ろしい。
おそらく彼女は味方になってくれる人がいないんだと思います。
敵ばかりの職場で働くのはつらいだろうな。
「そうまでされて病棟で働かなくてもいいのにな」と思いました。
そう考えて、ハッとしました。
それって自分にも当てはまることなのでは。
ナースは病棟以外にも働く場所はいろいいろあります。
なぜ、固執してしまうのか。
どこかで何かがひっかかっています。
「私はナースとしてここまでやれた!」という気持ちになれていないからなのかな。
どうしよう。
なんか、やっぱり無理。