【 鬼滅の刃 】
存在は知っていましたが漫画を読んだりアニメを見たことはありませんでした。
今、再放送でまとめて放送されているのを見ています。
引き込まれるお話ですね。
哀しい物語、でもどこか救われる部分もあってそれが人の心を打つのでしょうか。
その中で炭治郎が「俺は長男だから」と何回も自分に言い聞かせながら戦う場面がありました。
鬼と対峙するのは炭治郎一人。
戦わなければ死あるのみ。
私にも同じように自分に言い聞かせる言葉があります。
それは「私は大丈夫」という言葉です。
家の中で一人孤独に震えるときも頭にその言葉を思い浮かべます。
ああ、もうどうすればいいかわからないとか、
この世から消えてなくなりたいと思う時もそう。
突き詰めて考えれば生きるか死ぬかの2択。
死ぬなんてできない、生きるしかありません。
だからどうするか、
「私は大丈夫」と繰り返し念じるのです。
私の母の父、私にとっての祖父は私がまだ幼い頃に交通事故で亡くなりました。
自損事故だったと聞いたような気がしますがはっきりとは記憶にありません。
祖父が亡くなり母は大変悲しんだそうです。
感情豊かな人だったのでどれだけ悲しんだかなんとなく想像できます。
その時に幼かった私を抱きながらこんなふうに思ったんだよとのちに聞かされました。
私が中学生の頃に聞いたんだったかな。
母は「おじいちゃん死んじゃったけど、お母さんにはなすみがいるから大丈夫。大丈夫。って思ったんだよ」と言っていました。
その言葉が私の心に残ったようです。
私には誰もいませんので同じようにはできません。
だから、自分が何か困難にあったとき「私は大丈夫、私は大丈夫」と思い浮かべるようになりました。
この言葉を思い浮かべるときは母も同時に浮かんできます。
母は癌で亡くなってもういませんが言葉だけではなく母にも支えられているような気もしています。
もう死んでしまいたいって思うこともあります。
でも、この言葉とともに母が浮かんできます。
私の頭の中にしか母はいませんがそれでも母の前では死ねません。
この記事を書きながらいろんなこと思い出して泣いてしまいました。
まぶたが腫れて重い感じだし目の周りはタオルでこすりすぎて痛いです。
こんな話って人に対してはなかなかできません。
看護学生の時、構内に設置されたカウンセリングルームに通っていたことがあります。
臨床心理士さんに話を聞いてもらってずいぶんお世話になったけれど心のうちを話すことは難しかった。
やっぱりどこかでこんなこと話したらどう思われるかって不安があったから。
匿名のブログだからこそ書けるってことがあるみたい。